コラム・保険薬局のファンづくり

保険薬局のファンづくり
一般社団法人 次世代薬局研究会2025 理 事 吉村磯孝

保険薬局業界は、調剤報酬改定等により経営的側面において今後ますます厳しい状況になることが予測されます。
今一度、保険薬局のファンづくりについて考えて頂きたいと思います。
ファンを増やしていくための大きな武器は、“口コミ・紹介効果”であると考えます。

☆“口コミ・紹介効果”とは、
患者様及び地域住民の方々が来局される前に抱かれている期待、つまり事前期待以上のモノ・コト・サービス・システムの提供を、来局時に実施し、その満足感を家族・隣人・知人に話され、紹介されることである。
この部分が、「具体的」かつ「有形である」ことが大切である。

1.モノ:服薬支援説明小冊子、「お薬手帳」小冊子、オリジナル物販商品、各種配布物、その他多数

2.コト:受付応対、自己紹介、各種指導(服薬指導・食事指導等)地域健康フォーラム、イベント開催、アロマテラピー案内、トリアージ提案、「こども薬剤師体験会」、その他多数

3.サービス:健康情報提供(薬局新聞・アレルギーレシピ等)、DVD貸し出し、24時間体制、その他多数

4.システム:
①入りやすい店構えから、ストリー性のあるファームウェア掲示・商品陳列・相談コーナー等のトータル的局内環境
②薬局内社員の意思統一化(医療事務・薬剤師・管理栄養士等)
③患者様及び地域住民の方々に対する継続性のある管理・指導
④「かかりつけ薬局」患者様・地域住民の組織化
⑤その他

「具体的」:個人的(わたしだけの)内容で、具体的なもの。
◎会話の時は、できる限り名前を呼ぶこと。
「有形である」:口先だけでなく、形があるもの。
◎できる限りエビデンスが、明確であること。

以上、“口コミ・紹介効果”について記述しましたが(参考にして頂ければ、幸いです。)、
保険薬局経営・運営の基本は、開設者の理念、ビジョンの明確化に伴う患者様及び地域住民の方々への「見える化」活動です。
次世代薬局研究会2025では、薬学生・若手薬剤師会・管理薬剤師・薬局開設者・業界関係者・生活者等々の方々と薬業界の活性化について議論を実施しております。
是非参加されていない方々は、今後の薬業界の活性化(薬剤師の職能及び職域拡大等)について一緒に議論しませんか?